
集会から一夜明けた17日、各地の青年の実態を持ち寄って国会議員への要請行動がありました。
要請前には日本共産党の仁比そうへい参議院が激励に駆けつけました!
国会要請に参加した感想(ジョージ)
大学生たちと一緒に、9人の議員の部屋を訪問しました。
アポなし突撃だったので、議員には会えず、秘書が対応してくれました。
最初は公明党・古屋範子議員を訪問。
学生たちは初めての要請で緊張してしどろもどろになりながらも、自分たちの高学費と就職難の実態を伝えました。
「学生が就職活動に追われているのは知っています。議員にも伝えます」
と秘書は言いながらも、特にこちらの発言をメモはしてませんでした。
上司宛ての用件を正確に伝言するためには、メモを取る、これって社会人として「当たり前」じゃないの。。。
同様の「メモ取らず」対応だったのが、民主党・石田芳弘議員、同じく初鹿明博議員でした。
「大学に勉強をしにきたのに、就職活動に追われるのは本末転倒」
「学費の負担で親に申しわけない」
という学生の訴えに石田議員の秘書は、
「学びたいという目的をしっかり持たないまま大学に進む若い人だっているでしょう」
と無償化を実現しない原因を学生に求める発言もありました。
この発言には部屋を出た後で学生たちからも不満が続出しました!!
自民党・古屋圭司議員の秘書には、資料の受け取りすら拒まれました。
「今急ぎの仕事をしているのでお断りします」
忙しいのは資料を受け取るのを断る理由にならないでしょう??
文教担当委員の民主党・牧義男議員の部屋では、秘書二人ともが現在の独法国立大学の初年度納付金について把握しておらず、議員が学費問題でどういう認識に立っているかも話を聞いたことはないとのことでした。
「民主党のマニフェストには学費のことも書いている」という受け答えでした。
でも具体的にどのように書いているかという説明はありません。
マニフェストに書いてますからと繰り返すのみでした。
一方、自民党・阿部俊子議員の部屋では、秘書が学生たちの訴えをしっかりとメモしていました。
僕からも、高知の青年の低賃金の実態と最賃では月10万円の収入にしかならないことを伝えて「この最賃で生活できると思いますか」と問うと、
「それでは生活できませんね」
との答えたので、
「法律で認める賃金の基準がそれでは困ります。
最賃の引き上げを実施してください」
と重ねて訴えてきました。
地元議員も回ろうということで、民主党・友近聡郎議員と民主党・広田一議員を訪問しました。
友近議員の秘書は地元の学生だと伝えると「大学の就職率はどのぐらいなんですか」と質問をしたり、「議員も以前は文科担当だったので学費はなんとかしたいという思いはもっています」と答えるなど積極的な姿勢はありました。
「学費を一気に下げるのは難しい。今は文科担当を外れたのであまり関れない」
あれ?結論は消極的。。。
広田議員の秘書は今回唯一、応接室まで通してくれました。
学生たちが決め文句にしていた「大学が就職予備校になっている」という表現もこちらが使う前に秘書の方から発言するなど、認識も近い部分がありました。
「高知の青年は低賃金、人件費抑制による人手不足で過密労働の実態がある。
それを解決したくても、雇用先が中小零細企業なので「不満を言ってもしょうがない」「会社も倒産寸前」というあきらめが蔓延している。
高知のような地方にとって、労使双方が発展していくためにまさに政治の力による解決が必要です」
と迫ると「地方の実情はその通りで、議員も問題意識は持っている」と応じました。
ただ、どのように問題を解決していくのかについて具体的な説明はもらえませんでした。
ん~、「惜しい」って感じです。
要請行動を通じて感じたのは、やはり「地元」というのは強いつながり(邪険に扱うわけにはいかないというプレッシャー)になるということでした。
しかしそれは同時に学費や最低賃金などの国政上の問題が要請者の出身地によって議員に届きやすかったり届きにくかったりするという欠陥を生み出しているとも言えます。
今後も国会議員に、県議に、市議などに青年の声を届けていきたいと思います。
そして何より、聞く耳を持った政党、政治家を議会へ送り出さねばなりませんね!
1 コメント:
要請お疲れ様でした。高知の青年の声を届けるために、大奮闘でしたね。
そうだよね。国会要請って、地元議員への要請って結構大事なんだよね。
来月には、地元高知県からも、絶対に、共産党の国会議員を送り出したいね!
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