鳩山首相が退陣をしました。
発足から8ヶ月。思ったよりも早かったですね。
このタイミングでの退陣はあからさまな選挙目当て、といわないといけませんが、これで支持率が回復するかなあ。旧政権の時は、これで一定回復してましたけど…、さて、今回は、国民みんなは、これをどうみるのかな。
これから、もっともっと、人の命を大切にする政治、進めていかなければなりません。ただ残念なことに、このような私たち、政権与党のしっかりとした仕事が、必ずしも国民の皆さんの心に、うつっていません。国民の皆さんが、徐々に徐々に聞く耳を持たなくなっていってしまった、そのことは残念でなりませんし、まさにそれは、私の不徳のいたすところ、そのように思っています。(辞意表明の鳩山氏の発言より)
「国民が聞く耳を持っていなかった」との発言はなかなかのものですね。誰が誰の声を聞いていなかったのか。
普天間の問題にしても、たとえば派遣法の問題にしても、今また、本当に行き詰った。それで、民主党の政策の「批判」として流れる自民党や新党の意見が、また、問題を解決するという立場ではないもんだから。これだけ見てたら、今、本当に、深い閉塞感を感じざるをえない。政権交代からまだ1年たっていないとは思えないくらいですね。
「日本の抱えるいろいろな問題はいったいどうすれば、解決できるのか。できないのか」
でも、政治を変えたい国民の願いは非常にまっとうなんですよね。何も無茶は言ってない。世界一危険な普天間の基地をなくしてほしいというのもまっとう、派遣切りでたくさんのホームレスを生んだ派遣法を抜本的に改正してというのもまっとう。当たり前のことのはず。
普天間の問題でアメリカに国民の声を伝え、派遣法の問題などでも大企業にモノをいう。それができないことでこの行き詰まりに陥っているわけで、これは本当に旧政権末期と同じ状況です。だから、もちろん自民党がもう一度、なんていっても、何も変わるわけはない。ここまでは自民党もやってきたこと、でも、それを許せない国民の願いというのは、旧政権末期時代以上に、深く広がっているんじゃないかなと思います。
アメリカと大企業に対して、国民の意見を通して、政治をすれば、こんなに支持率が低下することはないはずなのに、わかっていてもそれができない、という、日本の政治の根本問題がいよいよ、浮き彫り。
古い政治から国民の声で動くしっかり新しい政治へ。
うむー。この流れは止めてはいけないし、もう止まらないでしょうね。
日本共産党の志位さんが、鳩山さんの辞任を受けて行った演説を貼り付けて…。とおもったけど貼り付かないな。
かわりに、リンクをはっておきます。こちら
ではでは。
1 コメント:
「残念なことに、このような私たち、政権与党のしっかりとした仕事が、必ずしも国民の皆さんの心に、うつっていません。国民の皆さんが、徐々に徐々に聞く耳を持たなくなっていってしまった」
ん~、残念なのはあなたです!と言いたくなりますね。
これでは国民の方が悪いと言ってるようなもの・・・
民主党政権が国民の声を聞く耳を捨ててしまったから、こんな期待外れ感に満ちた退場になってしまったと思うですが?
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