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2010年7月1日木曜日

映画とポップコーンのつどい!


26日、民青同盟・朝鴨班は映画『蟹工船』を観る集いを行いました☆
『蟹工船』は小林多喜二の小説が原作。
北の海で蟹漁・缶詰作りをするために船に乗せられた労働者たち。
時化の中でも漁に出さされ、熱を出しても缶詰作業は休ませてもらえない、もらえる給料はとても貧乏を抜け出すには足りない、そんな人扱いされない過酷な労働の日々。
バラバラだった労働者は「俺たちが働かねば、会社には蟹一匹入ってこねぇ!金持ちの方が俺らを恐れてるんだ」と気づき、「仲間」として団結する。
そして彼らは「人間らしく働きたい」と声をあげる。その先にあるものは。。。
そんなアツい作品です!

~映画の感想~
戦前の、今よりももっと「国のため」という名目で労働者がモノ扱いされていたであろう時代。
その中で「自分達の生活を良くするため」と全員がまとまって立ち上がったという話がスゴいなと思いました。
立ち上がっても軍の介入によって代表者が殺され、握りつぶされてしまいます。
それでも最後にもう一度皆で立ち上がったシーンでの「俺たち皆が代表者だ」のセリフが一番印象に残っています。
ポップコーンもうまくできて、美味しい集いでした(^∀^)♪
ただキャラメル味が作れなかったのが心残りです。


現在も、日本の青年の働く環境は「蟹工船」と通じるところがあるなぁ。
彼らが戦ったように、私たちもお互いに励ましあって、「こんなのおかしい」と声をあげたい!

作者の小林多喜二は日本共産党員で、働く人の立場から社会を描く小説を書き続けました。
しかし時は戦前。特高警察の弾圧の中で多喜二は逮捕され、たった一日で拷問によって殺されました。
蟹工船は08年から再び大ブーム!!多喜二の思いは今なお青年を励ましています。

みなさん、こんな映画をみんなで観てみたい♪というリクエストはありませんか??

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