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2010年7月6日火曜日

みんな、消費税を考えるの巻

この間、財政破綻著しいギリシャで、今日本で議論になってる消費税増税、法人減税のセットがすでに実施され、破綻の一因となっていたという話がでていましたが、こんなわかりやすい図表が。(※日本共産党新潟県委員会から提供、右のバナーも)

なるほど。
こういう政策が財政を圧迫していくわけですね。
日本でも、97年の消費税3%→5%になった後、国債残高の増加幅が一気に拡大していますしね。
98年前年比 +41兆
99年 +36兆
00年 +38兆…。

うむ。つまり、政策体系として、「国民に負担を強いつつも、大企業を応援すれば、景気や経済がよくなる」というトリクル・ダウンの考え方は、もはや、検証された失敗の道ということなんですよね。

一人一人の国民を大切にする政策体系で、需要を喚起する方向ですすまないと、結果は出ないし、財政も、経済も、ひいては、企業の経営も持続可能性をもちえない、と。まあ。歴史は証明していますね。


とにかく、ギリシャは、完全に先取りしてくれていますので。
ギリシャには悪いですが、これを反面教師に日本はもう少しまともな道をいきたいですね。

と。
この間、若い人同士で政治のことを話したよというメールがいくつか届いていますので、ご紹介しておきます。

Kさん(30歳代)
土曜日に同年代の方々5名と話になりました。雑談しながら作業をしていたんですが、そこで何となく政治の話に。勝手なことをざっくばらんに話せて、楽しかったです。メインは消費税の話でした。皆「あがってもしかたない」と思ってるんだなあ…。
話している中でいろいろ考えが交じり合ってきてワイワイ盛り上がりました。
なるほど。これだけ、テレビや新聞で、財政が大変だ、社会保障の財源に使う、低所得者への還付もするし…などと言われると「しかたないのかな」と思いますよね。よくわかります。
でも本当は、「しかたなくない」。
ぜひ、今度は、しかたなくないということもじっくり話して「なんとかなるよ」と展望を伝えてあげてほしいです。はい。

Yさん(20歳代)
18歳の子とですが、話になりました。やはり消費税が10%にあがるとお小遣いが増えるわけでないので、厳しいと言っていました。
その子はスウェーデンでは福祉が充実していることを知っていて、日本も医療費がタダになるのなら消費税が上がっても良いけど、今の段階じゃ生活が苦しくなるだけだと思うといっていました。
まだ未成年ですが、きちんと考えていて凄いと思いました。
消費税だと年齢に関係なく負担になるのでみんな関心が高いのかなと思います。
うむうむ。年齢関係なく、所得にも関係なくみんなにかかってしまう消費税は、本当に、お金のない人ほど負担率が重い逆進的な税制度ですもんね。
その子のためにも、消費税増税なんてしないで、本当に、日本が抱える問題を解決する税制度をつくらないといけませんねー。大人としてはそこらへんよく考えたい。

というわけで。
うむうむ。この機会に、周りの人とちょっとまじめな話をしてみるのも大事ですね。
では、また。

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